「これが最後のゴルフ」と泣きつかれ…一年前に勃発したGW帰省問題、再燃〜 『帰省サブスク解約戦争①』

プロローグ:破られた約束
2024年、ゴールデンウィーク。
一年前の「みーぬの乱」を経て、旦那ちゃんと交わしていた「GWは帰省しない」という約束は、姑・すそこ様からの一本の電話で、いとも簡単に破られました。

私がいない隙を狙ったかのように、仕事中の旦那ちゃんにかかってきてた電話。
帰宅した彼が、申し訳なさそうに切り出した一言。

「あかん。ごめん。GWは実家に行くことになった、、、」
なんでよー????? なに、それ ていうか既に決定事項なの?
あれだけ、GWは帰らなくていいよね?ともう言いなりにはならないと決めたはずなのに。
なぜ、また私たちは、あの支配の渦に引き戻されなければならないわけ?
そこには、すそこ様が手にした、誰もが反論しづらい「最後の切り札(ファイナル・ウェポン)」があったのです。
「これが最後」という名の呪い
旦那ちゃんが語った、すそこ様との電話の内容。それは、あまりにも狡猾でした。
私たちの「お盆には帰る」という提案を一蹴し、彼女が主張した理由はこうです。

「夏は暑くてゴルフはできないけど、ゴールデンウィークは、暑くも寒くもなく絶好のゴルフ日和なんじゃから!」
なんじゃ、その自分勝手な理屈。
知らんがな。
その自分勝手な理屈だけでも呆れますが、本当の脅威は、その後に続く言葉でした。
罪悪感に押しつぶされた彼が放ったひと言。

「おかあさんはあんたと、いつまで一緒にゴルフをできるかわからないのに。これが最後になるかもわからない、と泣きつかれて言われちゃうと、おれ・・・」
ふぅ…。
なかなかに呪いがとれませんね…。
だから、その罪悪感を植え付けてくるのは、言うことを聞かせる為のコントロールの手段なんだってば。
すそこ様の思う壺なんだから、まんまとその作戦に引っかかってどうするの?って話。
そう、これは単なる親孝行の話ではない。
彼女は自身におこっているある現状と年齢を逆手に取り、罪悪感を煽るための新たな武器として使い始めていたのです。
それは、彼女に忍び寄るある病気に関係していて・・・
そう、実は彼女は医師から「認知症」の診断を受けているんです。
その割にめちゃめちゃ認知力や判断力は衰え知らずで抜群ですけどね?
あなた、本当に認知症なんですか?
介護経験者だから感じる、違和感の正体
実は、私は1年以上も前からすそこ様の記憶力の低下の変化には、うすうす気づいていました。
単なる加齢による物忘れとは違う、短期記憶の抜け落ち。
ぷらす、飲んでいる薬をチェックもして、「ぁあ なるほど」と。
私は、父親の介護を自分が主となって、右も左も分からない状態から介護保険の申請から介護1から5までを経験しているので、一通りの知識はあります。
悩みまくったからこそ勉強もいっぱいしたし、なにより経験をしてることは何よりの私の強みだと思っているから。
医療事務をやってた時の知識や、何より壮絶な介護の「経験」がある私にとって、素人ながらも姑の一挙手一投足は手に取るようにわかる部分があるんだよね。
だけど、まさかこんなにも早く告知されるのはちょっと私も想定外で。
準備期間をくれてるのかもしれないけど、にしてもはっきりと認知症!って診断を下したことには違和感があるんだよね。前段階っていういんだったら納得なんだけど…
というのも、明らかに彼女は症状が出てるのは軽い記憶障害だけだから。というか、新しいことの物覚えがよくないかもねレベルで、そういえば物をよく探してるなくらいな感じ。おそらく、診断名はついていても、まだMCI(軽度認知障害)の段階だろうな、と医師免許もない素人探偵みーぬですが、私はそう診断を下していた訳です。
とはいえ、軽視してる訳でもなくて、あくまでもそういう見立てを勝手にしてる、ってだけのことなんで、ここだけの内緒の話ですけどね🤫
でも、ここでモヤモヤするのは、告知されてからというものの、自ら「私は認知症! 私に残された時間は短い!」ってやたらとアピールして私たちに対して言うことを聞かせようと脅してくる割に、本来しなくてはいけない準備とかに関しては危機感を全く持っていなくて何も行動しようとしないことが矛盾してるからなんだよね。
私が、具体的なことを伝えても「まだまだおかあさんは大丈夫なんよ」といってまるで相手にしてくれず何にもしない。
確かに、現状は日常生活に支障をきたすほどの認知力や判断力の低下は全く見られないからね。告知から一年を過ぎようとしてるのに、全く衰えてないですからね?
それなのに、ちゃっかり、しめしめと言わんばかりに認知症を武器として利用したりする。
姑が手にした期間限定の無敵カード
私は、ずっと心の奥で疑っていたんだよね…
誰にも言えなかったけれど。
このひと、本当に認知症?って。
なんか、みんなから心配されて自分のことを構ってくれるから優しくしてくれるから、ってなんかそういうフリをしてるんじゃないか?
ってそう私ひとり、自分の心の中で疑ってたの。
ちなみに私が疑っている根拠がもう一つある。
わたしはすそこ様経由ではなく、ちゃんと自分の耳で医師の話を聞きたかったので、「一度、おかあさんの診察に私も同席させてもらえませんか?」と何度かお願いしてるにも関わらず、頑なにすそこ様から拒まれていたから。
私に弱みを握られたくないからなのか、自分の知らないところで私と医師が結託してどうにかされてしまうという恐怖心があるからなのか・・・ 「気持ちはありがたいんじゃけど、ほんまにおかあさんはまだ大丈夫なんじゃ、だから必要ないんよ」といって断られる。
なのに、自分は認知症じゃ!といって、心配してくれ&優しくしてくれ&もっと実家に帰ってこいの3大かまってちゃんを発動してくる・・・。
なんだ、その都合のいい使い方。
その違和感の正体と、彼女が「認知症」というカードを、これほどまでに巧みに、そして悪意をもって使う本当の理由。
実はその答えはすべて、一年前のあの忌まわしい出来事に隠されていたんです…。
【次回予告】
1年前からもやっていた? すそこの狂気と凶器
姑は「認知症」を恐れているのか、いないのか?
その謎の真偽は不明ながらも、その裏に隠されていた、一年前に仕掛けられた「吊し上げ事件」の衝撃の真相とは?
