【第2章】結婚式や新婚旅行まで姑が介入?!|①両家の顔合わせ編

私の覚醒クロニクル 第2章:①両家の顔合わせ編
~新婚夫婦の『自由』が奪われるまで
「人質契約と姑のお願いとは?」
嫁という名の“人質”になった日
年末年始やお盆・GWだけでなく、人生の節目にまですそこ様に支配されるなんて──
実は大事な人生のイベントである結婚式から新婚旅行までもが、すそこ様による支配の影がじわりじわりと及んでた…
それは、はじめて鎌村家に挨拶に行った日から、すでにすそこ様の思惑によって、すそこ工作がじわじわはじまり、本格的に稼働するのは、両家の顔合わせというイベントがあったあの日から・・
今回は、私の覚醒クロニクルの第二章として、結婚式にまつわる一連のお話を壮大なボリュームでお送りします。(リアルを追求したら、この長さ。ごめんなさい🙏)
結婚って、2人だけで決められるものではないということ。
あらゆることの主導権が誰にあったのか、誰を優先して然るべきなのか、
などなど世にも怖い姑の真実がここに。
初回は、①両家の顔合わせ編。
この顔合わせこそが──
地獄の滑り台のスタート地点。
結婚前に私が想定していた「覚悟」と「誤算」
結婚前の私は、
「義実家との付き合い? お正月くらいでしょ」
「それ以外は、基本は冠婚葬祭くらいかな」
そんなふうに、ある程度の覚悟はあったものの“付き合いの線引き”を心の中でしてたんだよね。
新婚旅行から帰ったら、夫婦でどこかへ出かけたり、連休は自宅でのんびりしたり…
これからは“ふたりで自由に選んで生きていける”って、本気で思ってたし、当たり前に信じてて。
でも──
その想定は甘すぎるほど甘かった・・・
姑・すそこ様による、想像を超える“布石の数々”。
結婚式や新婚旅行にさえ「覚悟」が必要だったのに。
挙式はハワイで…のはずが
もともと私は、「結婚式は二人だけでひっそり挙げてもいいかな」ってそんな気持ちを持ってた。
母の病状を考慮していたこともあるし、親戚付き合いや、招待の線引きの煩わしさを回避したい思いもあって。
「ハワイで二人きりの結婚式、いいなぁ〜」
「新婚旅行も兼ねて最高じゃん」
そんなふうに、密かにウキウキ胸を膨らませて。
が、しかし。
すそこ様の一言で、すべてがひっくり返る。

「実はね、みーぬちゃん。うちのおとうさんがハワイには行きたくないって言うんよ。飛行機が苦手じゃから…」
は?
で、あなたが代弁して“同情モード”で伝えてきてるわけね。
そしてそのあと、続く一撃。

「わたしらも、ええ歳じゃからなぁ…。
ハワイはやめてもらえんかなぁ?」
うん、うん。。。(来なくていいんですけど)
──と、心の中では叫びながらもさすがに声には出せなかった。
そうして、ハワイ挙式はあっさり諦めることに。
“代案”という名の交渉術
でも私は、ここで折れすぎませんよ。
「だったら、北海道はどうですか?」と代案を提案。
飛行機には乗るけど、距離的にも現実的。
最悪、他の交通手段もあるし。
なにより──
そこには私のあこがれの教会があったから。
しかもこの提案、実は裏に仕掛けがあって…
みーぬの裏戦略:ドア・イン・ザ・フェイス
最初にハワイという“断られるであろう条件”を出し、その後の北海道案が“受け入れやすく”なるように仕掛けた。
これはもう心理戦です。相手は姑なんで。ことは慎重に。

最悪を想定して動ける私は、このとき、まだ“自分の思い”を主軸に考えられていたんだよなー、
──そう、まだ“毒”に侵される前だったからね。
両家の顔合わせのため、義両親、はるばる“車で”襲来
その日、2人がやってきた。
姑・すそこ様と、舅・ウニ男さんのペアが登場。
新幹線で来ればいいものを、「歩くのがしんどい」「運転のほうが楽だから」と、4時間越えの高速をかっとばして自家用車で襲来。
……え?
舅、その年齢で運転しちゃうわけね?
確かに現役タクシー運転手だったけど、もうその年齢、完全に“自分の体を気遣うべき年”だからね。
両家の顔合わせスタート
場所は私の地元。海と温泉のある田舎町。
父は、母が長期入院中であること、それによる家庭の事情や、娘としての至らなさ、すべてを誠実に、包み隠さず説明してた。
「娘は、母親に教えてもらえなかったことも多い。
どうかそのときは、叱ってやってください、鍛えてやってください」
と、頭を下げて姑と“約束”までしてくれた父。
…が、その“約束”は、のちに姑の自己正当化の材料へと変貌する。

「私はみーぬちゃんのお父さんと約束したから、あなたを叱るんよ」
(いや、それは都合よすぎやろ・・)
・・・ お父さんの意図と違うからね
すでに持ち込まれていた「布団」の衝撃
さて、両家の初顔合わせも終盤。
その後は、父が用意してくれた地元で一番のホテルへと移動。
しかも、なんと海が見える角部屋&広めの部屋。(おとうさん、、 奮発しすぎやろ😓)
宿泊はすそこ夫婦+息子(まことくん)の3人。もちろん、父が全額負担して用意していた。
だけど──
すそこ&ウニ男の車には、なぜか布団が積まれていたのよね。、
一人暮らししてる彼の狭い1Kのアパートに泊まる気満々だったらしい。
今にして思うと、そこかしらに伏線が張り巡らされてたな・・
ホテルに着いて、係の人の前でまさかの提案
チェックインのとき、係員が部屋へ案内してくれる中、
すそこ様が爆弾を投下。

「あらぁ〜。こんなに広いんやねぇ〜。
みーぬちゃんもここに一緒に泊まったらええよ」
…
…え?
私と係の人、完全にフリーズ。

「いえいえ、私は泊まりませんよ。3人で予約してますし…」
と返すと、去りかけていた係員が振り返って苦笑い。
でもすそこ様は、引かない。

「そんなこと言わんと泊まればええが。別にかまわんやろ」

いやいやいやいや。
かまうんですよ
そんなことしたら余計にお金もかかるんですよ
無料サービスだと思ってます?
そもそも、この宿泊自体、お父さんの厚意なんですけど?
と、心の中で全力ツッコミ。
この人、相当やばくね?って思った瞬間だった。
バレなければOK、みたいな感覚をまともな大人がする?
ルールや常識をすり抜けようとするの、すでに片鱗が出ちゃってた。
すそこのお願い:「結婚式に参列させたい人がいるんです」
そして、部屋でくつろぎ中。
父や姉家族と一緒に夕飯を待っていたそのタイミングで、

「実は、お父さん。結婚式のことなんですけどね…

はい?
すそこ様が、おもむろに“結婚式交渉”を仕掛けてくる。

「結婚式なんですが、わたしにはお世話になった親代わりになってくれた年の離れた姉がいるんです。
本当にその姉には私はお世話になっていて、その姉が実は、私の息子の結婚式に出たいというとるんです。
その姉の申し出をわたしはようことわれんのです。
勝手を言ってるのはわかるのですが、
姉は認知症にもなってしもうて、その姉の申し出をわたしは・・・」

おいおいおい。まてまてまて。
・・・わたし、聞いてませんけど?
涙はこぼさないながらも、情に訴え続けて、追い込みをかける。

「認知症にはなっとるんですけど、そんな迷惑はかけませんので。
そのお世話をするために、姉の娘である姪っ子も一緒にきてくれるというとるんです。

どうでしょう? 姉たちも参列させてもらえないでしょうか?」
あのね。
そんなこと言われて断れるわけないよね。
お父さんがお人よしってこともあるけど、そこで揉めて私の立場が悪くなることまで考えて、快く了承したんだと思う。
お父さんに了承をとって、ことを進めようとかあくどすぎるでしょ・・・
もはや、わたしらの意志が関係なく、ものごとがすすんでません?

で、私はその後──
「なんで“親兄弟だけの式”が、すそこファミリーで拡張されてるの?」ともやもやを抱え続けることになる。
ちなみに・・・
すそこ様は、結婚式に自分の姉たちを呼ぶことが確定したためか、すでに浮かれ気味。

うちの家族には、大きな車でも運転できる男手がたくさんおるから、バスでも借り切って家族で北海道旅行なんてこともできますねぇ。
みんなでワイワイ楽しそうじゃねぇ~♪
え?
・・・北海道では、1台の車で移動することは決定なん?
私の思い、踏みにじられていく音がした
北海道での挙式を選んだのは、
“遠い場所”でやることで、呼ばない理由を平等にするためだった。
「招待しなかった」じゃなくて、「みんな呼べなかった」
そうすれば、誰も悪くない形で、穏やかにできる。
それともうひとつ。
母が長期入院していることを、関係の薄い義家族の親戚の範囲にまで広めたくなかった。
でも、すそこ様はその“意図”を一切汲み取らず、自分の感情と関係性を優先し、
自分の姉妹だけをちゃっかり参列者として追加。

私の息子の結婚式なんじゃけぇ、私の姉妹が来るのは当然じゃろ
はい、出ました。すそこ様による主語「私」シリーズ。
あくまで**“【わたしの息子】である新郎の母”としての自分が主役**なんだよね。
子どもたちのものではない。
ましてや嫁の為なんかでもない。
これは”鎌村すそこが、新郎の母親という主演舞台”なんじゃから

現地に集結した“すそこファミリー”
結局、姑・すそこ様の関係者として、
- 認知症の姉
- その娘(すそこの姪)
- もう一人の姉(なぜか追加)
の合計3人が参戦。
**親兄弟だけでやるはずだった“家族式”**が、なぜかすそこサイドの親族の接待イベントへ。
ちなみに現地の彼女たちは…
- 認知症の姉 → 式の意義に無反応。まるで他人事。
- 姪っ子 → 北海道ガイドブックにウキウキ夢中。
- もう一人の姉 → 純粋に旅行を楽しみに来たテンション。
いや、ちょっと待って。
私たちの式、観光ツアーの中継地点になってない??

結婚式には興味なさげなすそこ様の親代わりのお姉さまをみて確信。
これを仕組んだのかはだれか?ということに・・・
父はすでに見抜いていた「相当なタマ」
両家の顔合わせのあと、ホテルへ移動する車の中。普段は人を悪く言わない父が、ひとことポツリ。
「あのおかあさんは、相当なタマかもしれんな」
わたしは、その隠された意味がわからなかったので、お父さんに「それってどういう意味?」ときくと、
「まぁ あれだ。かなり能力がある人、って意味みたいなもんだ。かなりの手練れってこと。あのおかあさんは相当な切れ者だな」
と、悪い部分の意味は隠して私に教えてくれた。
それにしても、今から思い返してみても、お父さんはあんな短いやりとりだけで、その本性を見抜いていたんだよね。
さすがだわ。お父さん。
そのときは、あんまり深くは私もとらえていなかったものの、後々になって、その深みに感じ入る。
私も詳しい言葉の意味を把握してなかったこともあるけれど、いまになってその言葉の意味を調べてみると
相当なタマとは:
「皮肉的に“悪い意味ですぐれている”人への表現」
「ずる賢く、手ごわく、ギャップのある裏の顔を持つ人」
「悪さに一目置けるほどの“やり手”に対して使う」
うちの父、やっぱり慧眼すぎる。
私がその言葉の真意に気づかず、すそこ様に「父がおかあさんのことを相当なやり手だなぁって言ってましたよ。おかあさんが色々とできる人だってことがお父さんにはすぐにわかったみたいですね」」と伝えたとき、
「……ぇ?」
と、すそこの一瞬の素の驚き顔、
私は今でも忘れられない。
彼女は、自分の“本質”が見抜かれたことに気づいたんだと思う。
本能で察したんだろうね。あの表情は。
そして“宴会”という名の落とし穴
その夜、ホテルの宴会場。
姉家族も合流してのにぎやかな席。
部屋は広く、食事も立派で、お父さん、ほんとに頑張ってくれた。
…でも、やっぱり後でなんらかのお言葉を下さるねぇ。すそこ様は。

「おかあさんはなぁ〜…ちょっと不満だったんよ」
「あんな座敷じゃなくてなぁ… もっと席近くして、喋りたかったんよ」
「おかあさんはなぁ〜、あれはちょっとよくなかったと思うんよ」
……
えっ……?
接待されてる側、よね?
お金出してもらってる立場、だよね??
なぜか私が「すみません…」ってなってしまう
この地味な罪悪感構図、なんなの。
ちなみにこれがGW搾取の始まりだった
今、振り返れば──
この顔合わせ、GW期間中に行われてたんだよね。
そしてこの“5月の既成事実”が、
後に私を何年も苦しめる“呪いのGWループ”の始まりとなる。
だってこの先、毎年のように、布団持参で義両親が突撃してくるんだよ。
もうね、地獄の滑り台、ちゃんと始まってました。
この顔合わせの日が、まさにそのスタート地点だった。
次回は、お待ちかねの結婚式編!
…の、前に起こっていたある出来事(いや、もはや事件)についてお送りします。
