【ゴルフと義実家にまつわるエトセトラ|嫁として巻き込まれたゴルフ録】

みーぬ

はじめに:鎌村家といえば…ゴルフ、ゴルフ、ゴルフ

鎌村家といったら、とにかく ゴルフ。

ゴルフ、ゴルフ、ゴルフ。

自分たちで堂々と「うちはゴルフ一家じゃ!」と豪語するほど、もう切っても切り離せないご一家(_;)

そんな家庭に嫁入りした私には、最初から不思議がいっぱい。

というか、何故か様々な場面において、選択肢が私には与えられず、気づいたらいつも渦に巻き込まれ…

義実家においての私のゴルフ人生はとにもかくにも不思議の連続でした。

初めてのゴルフ同行:結婚式 in トマム

最初は、結婚式で訪れたトマムのゴルフ場。

ここはラウンドしない人もカートに同乗できるということで、私も同乗することに。

結婚したばかりなので、私、かなり無理して笑顔を作っていました。。。(そりゃそうでしょ)

…が、当時はゴルフに興味ゼロ。

旦那ちゃんだけならまだしも、その他のほぼ他人の素人ゴルフを見ても面白くないし、ただただ眠い(-_-;)

ほぼゴルフが初見の私にキャディー業務ができるわけでもなく、ただのギャラリー。

たまに写真を撮ったり、動画を撮ったり…それだけ。

正直、何が楽しいのかおもろいのか…頭は???だらけ。

でも、嫌な思いは特には何もなく… こんなもんかな?というような鎌村家との最初のゴルフの関わりでした。

帰省=ゴルフ儀式のセット販売

結婚してからの帰省が本丸。ゴルフは常に隣にある。

私がゴルフをしてない時代でも、私の意思を確認されることは誰からもなく、なぜか“当然のように”ゴルフ場へ連れていかれることに。(なぜ?)

ラウンドするでもなく、カートに乗るわけでもなく、ただ当然のように私も「ほら、一緒にあなたも行くんよ」と車に乗せられゴルフ場へ強制連行。

…え? なんで?

連れて来られた割に、その先は放置プレイ。

どこにいたらいいのかもわからずに… 居ても良さそうなのはここかしら?と見つけたのはちょっと寒々しいロビーのような場所。

ここにいるしかないよね…と絶望した気持ちで、ソファーにちょこん。

ひたすら、ぼーーーーーっとするだけの世界。

あるのはテレビと新聞だけなので、誰もいない空間でソファーにもたれながら、箱根駅伝を見るだけの果てしなく長い時間。

側から見たら、あの子1人でずっといるけど大丈夫?みたいな視線をチクチク感じながら…

昼だけ一緒にご飯を食べて、またぼーーーーーーー……。

だら〜…。

みーぬ
みーぬ

いや、なんなんこれ?

私の尊厳はいずこに…。

せめて、意思確認、選択の自由をくれ。

あまりに意味不明なので、ついに覚醒

ある時、耐えきれなくなって私は口を開く。

みーぬ
みーぬ

「次のゴルフの時は、私はひとりで行動したいので、おかあさんの車を貸してもらえますか?」

すると、これが大成功。

私は車で自由に観光。好きに動いて大満喫♪

大好きな島・行ってみたかった島に行ったり、観光して街ブラしたり、めちゃくちゃ楽しいー❤️

…なのに。

私が「○○行ってきたよ〜」「こんな景色だったよ〜」と楽しさを報告すると、

すそこ様がひと言。

姑すそこ
姑すそこ

「みーぬちゃんは、ようひとりでいけるんやなぁ。おかあさんにはようできん。無理や」

え?

“女の子はひとりで動けない” とでも思ってる??

だからあんな意味不明に私をゴルフ場へ連れてきてたわけ?

私、1人でどこでも行きますけど?

昔は海外もひとりで行ってましたけど???

価値観、違いすぎ。

すそこ様は 「自分ができない=嫁もできない」 の思考パターンなんやね…。

すそこ様って行動力はあるのに、そういうとこ、マジで不思議だけど、でも、私とあなたは違う人間なんで同じように考えるのは本当にやめて下さいね。

運命のはじまり。そして私もラウンド参加へ

ゴルフを始めてから少し経つと、いよいよ私も“家族ラウンドの仲間入り”。

ちょうどウニ男が抜けて、私が入れ替わりみたいな形で参加。

……で、ここから違う意味での地獄が始まる。

鎌村家の「ラウンド前の儀式」が本当にイヤ

それは……そう、賭けゴルフ。

誰が勝って誰が負けて、いくら〜、の世界。

私は参加するまでは「好きにしたらいいけど」と他人事で見てたけど、

いざ自分が巻き込まれるとしんどいのなんの。

私だけやりません、なんて言えない不文律の世界。

だって全てを取り仕切ってるのはすそこ様だから。

毎回恒例の正当化も入ってるし。

姑すそこ
姑すそこ

「ほんまはよくないことじゃけど、こういうことができるんも、家族じゃからできることなんよ。」

「なんもかけんでやったら、面白くないんよ」

いいえ、とは言えないこの空気圧……。

内容としては、

  • ハンデ調整
  • 自分の目標スコア宣言
  • 達成したらご褒美
  • ニアピン などなど。

私が嫌なのは、勝ち負けゴリゴリの文化自体が無理なのと、そもそも人のスコアありきで競いたくない。

しかも最近、すそこ様の“ライバル感”が爆上がり

前までは私がダントツ最下位で安定してたから平和だったんだけど

そりゃ、私も多少なりとも成長するんで…(-。-;

いつの間にかすそこ様とスコアが近くなってきてしまった(-_-;)

その結果、すそこ様の態度がめんどくさいのなんの。

「おかあさんはもうみーぬちゃんよりええスコア出せんわ〜」と弱者アピールしつつも、

「おかあさんは何十年とゴルフをやってきてるんじゃから、みーぬちゃんなんかにはまだまだ負けん!」と対抗心ムキムキ

みーぬ
みーぬ

…どっちやねん。

こんな相手に私が勝ったらどうなる?

もう地獄確定。

だから私はいつも、「ゴルフはそうそううまくいくものじゃないんで。おかあさんには一生勝てませんよ〜」と、全力で持ち上げなきゃいけない。

本当にめんどくさい(-。-;

地味にイラっとするカツオの“ルール無視”エピソード

私がパー4で10叩いたホールで、カツオがいつのまにかプレーを放棄してた。

義兄カツオ
義兄カツオ

「わしゃー、このホールはギブアップじゃ。

ボールが見つからんけん」

しれっと勝手にボール探索さえもせずに、ロストボールの処置もせずに、勝手に1人で判断する暴挙へ出るくそ兄貴。

義兄カツオ
義兄カツオ

「ギブアップじゃけん、スコア8でええじゃろ」

姑すそこ
姑すそこ

そうじゃな

え?

いやいやいや

ギブアップって規定3倍じゃなかった!?

あなた12やろ!!

なんで最後までやった私が10で、あなたが8なん??

だったら、私も途中でそうしたかったけど?!

いまだに納得できん。

そんなんで賭けゴルフとか意味ある???

7番アイアン宣言事件。謎すぎるハンデ要求

ある年の話。

誰が誰にハンデをいくつ…という話をしていた時、カツオが急にこう言い出した。

義兄カツオ
義兄カツオ

「俺は今回、全部7番アイアンでいく。

ドライバーもウッドも使わん。

だけん、ハンデはこれだけ貰う」

いや、それあなたの勝手な事情では??

私が計算をし直してもどうにも不公平。

みーぬ
みーぬ

「ちょっと待って。これだとおかしくないですか?」

義兄カツオ
義兄カツオ

「は?あなたはドライバー。俺はアイアン。おかしくないじゃろ」

いやいやいやいや。

あなたが好きで7番しか使わんだけやん!!

私には関係ない話やろ!

もうこの時は、私もその言い草にカチン!ときて、呆れたこともあり、

「はい、もういいです。それで」と逆ギレしてしまいました(^◇^;)

こんなやつに頭と時間を使うだけ無駄無駄。

旦那ちゃんの成長だけが救い

私が印象的だったのは、旦那ちゃんが
「いつも、みーぬとばっかり回ってて緊張感がないラウンドばっかりだから、久々に緊張感があるし、いいところを見せたいって思っちゃうよね」って言った時のこと。

すると、カツオが
「なんでそんなこと思うん? 家族なんじゃから緊張せんでもええじゃろ。家族じゃのに」
って詰めてきたんだよね。

え? こわっ このくそ兄貴の距離感もバグってんな。

それはもう、あなた方(特にあなた)は、もう旦那ちゃんにとっては元家族ってことよ。それは。いいかげんに気づけ!

まとめ:そりゃ楽しくないよこの状況

  • 理不尽なルール変更
  • 姑の謎の対抗心
  • 貸し借り文化の賭けゴルフ
  • 難易度の高いゴルフ場
  • 毎回気を使う相手
  • 思うようにスコアが出ない環境

この条件下で、“ゴルフ楽しい!” なんて思えるわけもなく…

私においては、義家族とするゴルフはむしろ、好きなゴルフが嫌いになりそうなくらい地獄だっつーの。

最後に:ゴルフは好きだけど、“鎌村家ゴルフ”は別競技

ゴルフそのものは好き。

のんびり回るのも、一喜一憂して、声を出して笑ったり、悔しがったり。

ゴルフって、ほぼ思い通りにいかないことばかりだけど、それが多分面白いところでもあるんだよね。

でも、鎌村家の“あの文化”に巻き込まれると、正直…全然楽しくない(-_-)

それはもう、別競技と言ってもいいくらい。

勝ち負けやプライドや謎ルールが渦巻くし、なんか“家族の緊張感だけ”が先に立ってしまって、純粋な楽しさがどこかに消えてしまうのよ💦

で、ここ最近やっと気づいちゃったんだよね〜…。

「勝つ・負けるじゃなくて、そもそもそのゲームに乗らんことが一番の平和」

すそこ様の対抗心も、カツオの謎ルールも、家族の賭け文化も、全部“あの家の中だけで成立してる価値観”なんよね。

私は私で、自分のペースで、自分のゴルフを楽しめばいいやん、って。そう思えるようになってから、ちょっとずつだけど、帰省ゴルフの地獄度が下がってきた…気がする(^◇^;)

おまけ

とはいえ、すそこ様はまた違う爆弾を投下してくるから、私に休まる暇はなさそうだけど、無風で乗り越えます。

姑すそこ
姑すそこ

私がゴルフをできるんは、あと1回か2回なんじゃから、帰ってきて一緒にゴルフをして!!!

私は老い先短いんじゃから…

かれこれ、それ3年はやってますよ・・・

姑すそこ
姑すそこ

みーぬちゃん・・・。
わたしらぁが、おらんくなっても、まこととここに帰ってきてカツオと一緒にゴルフをしてくれるぅ?

おかあさんと約束してほしいんよ。
年に一回は帰ってきて、家族もおらんあの子と一緒にゴルフをしてやってくれるかなぁ?

・・・立場的に断れない嫁に約束を迫るとか、マジでやめて。
それ、絶対やっちゃいけないやつですよ。

ABOUT ME
みーぬ
みーぬ
観察系記録ライター
義母との複雑な関係をきっかけに、 “家庭”という名の舞台に仕込まれた違和感を見逃さず、 観察・分析・記録を始めました。 このブログでは、 心を守るための言葉を綴っています。 最初は、誰にも言えない気持ちの吐き出し。 でも、記録しながら自分の感覚を取り戻し、 今は“自分で自分を守れる言葉”を紡いでいます。 私にとって「書くこと」は、 日々のズレや不安から自分を切り離す、小さなサバイバル術です

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