サイレンのベルが鳴る夜に──“あんまり長生きせんでええ”の二重構造

みーぬ

身近な人から「あなたのことを心配している」と言われながら、なぜか心がモヤモヤしたり、苦しくなることってありません?
今回は、そんな矛盾した言葉で相手を支配する【マニピュレーター】な姑との実体験と、その支配から自分を守るための具体的な対策についてのおはなし。

入退院を繰り返しながら元気な舅

年齢も年齢なので、義両親に何がいつおこってもおかしくはないと以前から思ってるし覚悟はしてる。
でも、今現在はいまのところ、そんな心配はご無用で。まぁ・・・お元気なわけです。

だけど、それでもウニ男さんに関しては、私が結婚した時にはもうすでに結構身体がボロボロでした。
何回入院して、何回手術してるの?というくらいに。

それでも元気なのは、なぜかというと──

まぁ、よく食べるんです。
家族のだれよりも大食漢。

わたしは、満腹中枢がいかれてるんじゃないか?と正直疑ってます。
まもなく87歳。(あ、もうすぐ誕生日…うなぎを贈らなきゃ…)


大食漢ウニ男の生態

回転寿司に行けば、ウニ男さんはタブレットの操作を使いこなし、彼の前にはお皿が積み重なっていきます。

自分が注文したいものだけ注文していき、ほかの家族に「同じの頼む?」とは絶対に聞かない。
けれども、他の家族が注文しようとするネタには「わしもそれ欲しい」とちゃっかり便乗注文。

人が食べてるものにも「それはなんだ? わしも同じやつがほしい」と、観察力も視力も凄まじい。

外食時の食べ方が、もうモンスター並みといいますか……
噛むというより、もうそのまま飲み込んでるみたいな。

食べることへの執着がなんせすごい。
もっとニコニコしながら、食べることを楽しみながら味わえばいいのに。

なんというか、流し込んでるようなその食べ方は動物園や水族館で見る光景のような…ね。

これ、悪口に聞こえるかもしれませんが、あくまでも事実なんでね。
あと、心配してるんです。一応……


で、何が言いたいかといいますと

ウニ男さんの生態にも触れながらですね……
すそこ様の二重構造をお伝えしたいんです。

というのも──

あなたはウニ男さんに長生きしてほしいんですか?
それとも、長く生きてほしくないんですか?どっちなんだよ問題です。


ダブルバインド発言のオンパレード

すそこ様は、ウニ男にこう言い続けてきた。

姑すそこ
姑すそこ

「おとうさん、あんまり長生きしたらいけんのよ」

「おとうさんの食欲を見てると、いつまで生きるつもりなん?って思うよ」

「おとうさんはたぶん、100歳まで生きると思うんよ」

「でも、そんなに生きてしまったら、子どもたちに迷惑かけることになるから」

「だから、あんまり長生きはしたらいけんのよ」

直接「早く死んで」とは言っていない。
でも、延々と“長生きは迷惑”だと刷り込むような言い回しで、ウニ男をじわじわ追い詰めていく。


そして、いざ倒れたら──

いざウニ男が倒れると、すそこ様は大パニック!!!!!!

泣いて、喚いて、叫んで、救急車を呼んでしまう。

……いや、わかるよ。
倒れたらパニックになるのは、もちろん私だってなる。

だけど、あなたそれ何回目ですか?

年甲斐もなく、大パニックになって

「お父さんが!お父さんが!!」
「死なないで――――――ーー――!!!!」

と、嗚咽まじりに取り乱す。
私にもパニックになったまま電話をかけてくる。

そして、今回もまたウニ男は救命チームとICUを経て命を救われるのです。


着信音が、もはやサイレン

もうね、私はあなたからの着信のベルの音がサイレンの音に感じます。

ていうか、それよりも……いいですか?

本当に穏やかにそのまま逝かせてあげたいなら、救急車呼ぶなや。

救急車を呼ぶ、ってことはイコール命を助ける、ってことわかってるんかな。
でも、当たり前のように呼ぶんだよね。

そのくせ、日常ではウニ男さんに“長生きしない方がいい”って言葉で責めて追い詰める。


誰の理想?

……それってさ、
あえて心を鬼にして言いますけど、

「手は尽くしましたが、助かりませんでした」

っていう理想のシナリオを演出したいだけなんじゃないの?

自分が“献身的な妻”というポジションを手放したくない。
「泣いて看取った、尽くした妻」として完結させたい。

でも、それってさ。

本当は「早く逝ってくれた方がラク」って思ってる自分の本音を、
ぜんぶ“理想のストーリー”で包み隠してるってことでしょ。


指摘されると即・被害者化

だけど、もしこの構造を本人に言葉で突きつけようものなら──

一瞬でスイッチが切り替わって

姑すそこ
姑すそこ

「ひどい!!!
そんなふうに私を言うなんて……
私はただ、心配してるだけなのに……(泣)」

って、悲劇のヒロインモードに切り替わる。

はい出ました、“指摘されると被害者化”のスキル発動です。


と、容易に想像できますんで…。こちらにまで火の粉が飛んできそうで、あえて指摘せずに私は黙ってます。

あなた、被害者ぶってるけど、確実に加害者だから!!


鎌村家のサイレンは、今日も鳴る

私は、昔の鎌村家の姿がどうなっていたのかは知らないけど、
今、現在の鎌村家の家族の内情は、崩壊しちゃってますよね?

私は、このいびつな家族構造をちゃんと見てますからね。


サイレンは、聞こえるはずがないのに

私たちはすそこ様と同居しているわけでも、近所に住んでいるわけでもないので、
義実家に向かってる救急車のサイレンなんて聞こえるはずがない。

でも、聞こえてくるんですよ。サイレンの音が。

リアルなサイレンの音なんて聞こえるはずがないのに──
それなのに私は、すそこ様からの電話のベル音を聞くたびに、

みーぬ
みーぬ

「うわ、、、今度はなに?????」

みーぬ
みーぬ

「また、何かあったの???それとも嫌味?」

みーぬ
みーぬ

召集令状……?

「・・・今度こそ?」

そんな、心臓の奥がぐわっと絞られるような感覚に襲われる。


だから、対策してます

すそこ様からの着信がなんせ怖すぎる。

実際のところ、すそこ様に限っては
それって“何かあったときだけ”の着信な訳じゃないんだけどね。

でも、身内からの連絡って、やっぱり何かあったのかな?って思わされるじゃない?

だけど、うちに関しては**“あってもなくても”電話をかけてくるのがすそこ様**だから。
平気で一時間以上長電話してくる狂気の沙汰。


電話は、凶器です

電話は相手の都合も考えずに、自分の都合だけでかけてきて、
一方的に時間を奪うから私は本当に嫌なんだよっっ!!!

私は、彼女からの私への直接の連絡を防ぐために、
LINEでの着信自体を不可にして、当面を凌いでいた。

LINEの着信拒否は個人にはできないので、全体設定になるデメリットもあるけど、逆にそれが言い訳に使いやすい。間違い電話や詐欺系などの連絡が多いので電話の機能を止めてます!といえば着拒してる意図はばれない!

そしていつの間にか、姑からの連絡は私ではなく旦那ちゃんに直接かけるようになってました(いつの間にか作戦成功)

通常の電話は直ルスへ。
何かあれば留守電に入れてもらえばいいように、わざわざ契約もつけてます。
安心料の保険代、月300円。


まとめ:矛盾した言葉のサイレンから、自分の心を守るために

今回の経緯から、私が学んだことは以下の3つ。

  1. 相手の矛盾を見抜く:「心配」という言葉の裏に隠された「自分をよく見せたい」という本音に気づくことが何より大切!
  2. 物理的に距離を取る:電話に出ない、通知をオフにするなど、具体的な対策で個々の平穏を守ることは、決して逃げではないのです。
  3. 自分を責めない:相手の矛盾に振り回されても、「自分のせいだ」と決して思わない事! こちらは何もわるくありません!!

もし今、同じように苦しんでいる方がいたら、まずは何より自分自身を守ることを最優先してほしい!!!


最後にひと言

嫌味を言われても、責められても、怒られても、私は言いなりになんかなりませんから!

みーぬ
みーぬ

「“長生きしたら迷惑”と責めておいて、いざ倒れたら大騒ぎ?
それって、誰の理想なの?」

矛盾系マニピュレーター・すそこ様は、本日も健在です。

ABOUT ME
みーぬ
みーぬ
観察系記録ライター
義母との複雑な関係をきっかけに、 “家庭”という名の舞台に仕込まれた違和感を見逃さず、 観察・分析・記録を始めました。 このブログでは、 心を守るための言葉を綴っています。 最初は、誰にも言えない気持ちの吐き出し。 でも、記録しながら自分の感覚を取り戻し、 今は“自分で自分を守れる言葉”を紡いでいます。 私にとって「書くこと」は、 日々のズレや不安から自分を切り離す、小さなサバイバル術です
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