反対方向パーキング集合事件|鎌村家 in コロナ禍スペシャル
【事件概要】
コロナ禍で県またぎすら悩ましかったあの頃。
久しぶりに義両親と会おうと、私たちは“すそこ様がずっと家族で泊まってみたかった(と言い続けていた)ホテル”での滞在とゴルフをセットにした小旅行を企画することに。
……とはいえ、相手は鎌村家。
地味なんだけど、地味すぎるんだけど、私的には衝撃案件オンパレード(-_-;)
今回はそんなドタバタ小旅行事件簿です。
【プロローグ】
この頃の私は、“嫁としての勤め!”という謎の使命感と、罪悪感を植えつけられていた時代。
とにかく けなげ100%で頑張る良い嫁モードがフル稼働。(すそこ様的には物足りない嫁だけど)
頻繁にLINEやら電話やらが飛んできて、地味〜な嫌味も混ざるし、怒られるし。
旦那ちゃんにも言えず、全部自分で受け止めて毒素が体に回ってた頃。
だから正直、

今ここで一回会っておけば、しばらくはうるさく言ってこないだろう…
という打算もあって、わざわざコロナ禍に会いに行くことに。
義実家へ迎えに行くのはご近所の視線を気にするすそこ様のためにやめて、ホテル集合にして。
だけど、すんなりとは穏やかに始まらないのが鎌村家なのだ。
第1章:反対方向パーキング集合事件
目的地のホテルは義実家から高速で1時間もかからない近距離。
方向は義実家より“西”。
私たちも東→西へ高速で自宅から向かうので、
「現地の合流でよかったですよね?」と再確認したところ…
すそこ様から返ってきたのがこれ。

「お父さんが、〇〇PAで待ち合わせがええって言うんよ」
出された待ち合わせ場所は、義実家から距離的には一番近いけど、あなた方からしたら “逆方向の高速上のパーキングエリア”。
ん?
ここで私の脳がフリーズ。

なんでなん? 目的地がどこだかわかってます?
素朴な疑問 なぜそこ?
あなた方がそこ(下りPA)に辿り着くには、
一度“上り”で先のインターまで走って → 降りて → 乗り直して → 下りへ
という大回りしないと行けないはず。
お互いに無理なく行けるSAが、その先の遠くない場所にあるのに?
途中で落ち合うんなら、そのSAじゃなくて?
なんでそこのPA?
意味ある?
時間の無駄じゃないの?
すそこ様に真意を確認しても…

「お父さんがそこがええって言うんよ。
前もって行き方の練習までしてたから、それでええんとちゃう?」
いやいやいや
練習したら正解になるタイプの問題じゃないって!!!
旦那ちゃんに聞いても、「別にいいんじゃない? 親父がそう言ってんなら」って意に介さんし。
“なんでやねーーーーん!!!”
驚愕の事実
まさかとは思ったけど、
ほんとうに上りで一度先のインターまで行って降りて、また下りの高速に乗り直して、自宅から反対方向のPAに来た。

その“努力”には、もう「ありがとう」より先に「怖い」が来るってば
だけど怖がってるのは私一人っていうね…
家族全員、この謎ムーブに異論ゼロが更にこわいんだってば。
「お父さんに何を言っても無駄」という空気が家族に染みついてるのかもしれない。
でも、そのせいで“疑問を持つ私”=“おかしい人扱い”になってる鎌村家の空気が納得いかんし、普通に怖い・・・。
久々の登場シーンも独特・・・
そして当日。
待ち合わせのPAで待っていると、勢いよく一台の車が障害者スペースへ飛び込んできて、キキーッと斜め駐車して停まった。
誰やねん? こんな停め方。こわ・・・
と若干ひいていると、車から出てきたのはまさかのウニ男さんとすそこ様。
ぇぇぇえええーーーー。
ウニ男さんは身障者のマークを持ってるからそこには停める権利はあるけども、その停め方・・・。
元タクシー運転手の肩書き、一生言わないでね。
待ち合わせ場所にした理由と急いで停めた理由はただ一つ

「おまえらに少しでも早く会いたかったんじゃ」
……そのために?
逆方向PAに?
高速降りて乗り直して?
練習までして??

息子への愛がもはや暴走しちゃってんじゃん…
愛情の方向が物理的にも精神的にもズレてんな
執着がこわいよー😱

お父さんは、あんたらに会えることが楽しみ過ぎて、少しでも早く会いたいから、この場所にしたんやと、お母さんは思うんよ。
……すそこ様もウニ男さんを正当化して援護射撃するんじゃなくて、自分の夫をたしなめてくれません?
第2章:道案内できないのに先頭を走る事件
途中の飲食店までは、ウニ男さんに代わって旦那ちゃんが運転。
だけどホテルへ向かう一般道になったところで、ウニ男さんが謎の自信を発揮。

「道はわかっとるから、ワシが運転した方がよかろう」
「まことらぁは、ワシの後をついてくれば、ええからの」
ナビがない世界にでもいらっしゃいます? あなた方が乗ってる車にもナビがついてるし、当然私らの車にもある…
何を言っても聞く耳を持たないかもね…と半ば諦めていると、はい、早速のフラグ回収。
案の定、曲がるポイントを華麗に通過。
案内の大看板も無視。
電話にも出ない。
そのまま目的地からどんどん遠ざかっていく。
「えっ?!えっ?!えっ?!」
「電話出てよーーーー!!!」
「やっぱり、さっきのとこを曲がらなきゃいけなかったんだよ!!」
最終的に追いかけて捕獲し、強制Uターン。
もう旅行じゃなくて 迷子捜索に時間とられてるじゃーん💦
第3章:家族だから“一部屋でええじゃろ”縛り事件
コロナ禍で久々の集まりだけど、もちろん私は別部屋希望。
でもすそこ様が例の呪文を当然のように唱えてくる。

「家族なんじゃから、一部屋でええじゃろ?」
でたーーー!
鎌村家の不文律。
しかもこの言い方、“了承済みの雰囲気”で来るのがほんとズルい。
というわけで、私は静かにしれっと策を練る。
二部屋取れないなら戦略で分ける
- あえて高い部屋を予約。
- 部屋数が多い広いタイプにして、“同室だけど別空間”を作る。
- 足腰が弱い義両親はベッド部屋(建前)。
- 私たちは離れた布団部屋(本命)。
“家族だから一部屋”は形式的にクリアしつつ、実質的には完全に別空間を実現。
懐のダメージだけが痛かった…。(´;ω;)ウゥゥ
第4章:義兄カツオ、金は払わないのに文句だけ一丁前事件

「カツオだけ居ないのはかわいそう」
「夕食だけでも、カツオも仲間に入れて」
という圧力により、カツオだけ夕食参戦。
そして着席5秒でこれ↓

「なんやたいしたもんがないのう。これでいくらとるんじゃ?」
「は? 7,000円? だったらもっとええもんださんとあかんじゃろ」
「なんも食うもんがねぇわ」
「わしゃ二度とこん」

「黙れーーーーーーー!!!!」
「まず、いい年こいた大人なら、内容が気に入らなくても空気をよんで文句を言うな!!!」
「それに“自分の分くらいは自分が払う”くらいは言え〰〰!!!」
「むしろ、俺が家族の分を全部払うくらい言えやーーーーー」
「なんでタダで食って文句言えるん???」
「すそこ様もたしなめるとこ!!!」
ていうか、誰もすそこ様以外、あなたに来てほしいなんて思ってないから、今後は二度と来ないでくださいね。
これ、50過ぎの大人の発言ってマジで信じらんない。
せめて、食事会場じゃなくて、部屋に帰ってから文句を言うくらいの気遣いをもってくださいね。
……ていうか、まずはこっちに代金を払ってください。
そうしたら文句の一つも言える権利あるんで。
第5章:すそこ様の“憧れホテル”の正体
すそこ様が昔からずっと言ってた。

「おかあさんはなぁ、一度は家族で泊まってみたい憧れのホテルがあるんよ〜」
だから選んだこのホテル。
ところが、真相としては、「憧れのホテルで泊まりたかった」訳ではなくて、単にホテルから見える景色のイルミネーションが綺麗だと思い込んでただけ。&初日の出を家族で見たい、ってだけだったんだよね…
訪れた季節はど真ん中の夏。当然イルミネーションはないわ、初日の出も関係ない。
でも実はそもそも、冬であってもイルミネーションなんてほぼやってなかったというオチ付き。冬に見に行ったんでやってなかったということはこの目で見たし。
つまり全部、すそこ様の勘違い&思い込みだったということ。
だけど、そこに泊まるんが夢〜ということだけはすそこ様は何故だか言い続けていたんだよね。
それなのに
しかも、今回、こんなことまで口にしてきて…

おかあさんは、このホテルに家族で泊まるんが夢、って言うてたんは、
お正月の初日の出を見るんと、夜のイルミネーションがきれいじゃあって思いよったからなんよ。
ここに泊まるんが目的ってわけでもなかったんじゃけどなぁ
つまりは、
別にこのホテルにただ泊まりたいって訳じゃない
ってことね。
すんませんね。夏に予約をとっちゃって。
初日の出でもない、夜のイルミもないただの暑い時期に来ちゃって。
【観察ログまとめ】
- 金払わない人ほど文句を言う
- 道案内できない人ほど先頭を走る
- 意味わからん待ち合わせ場所で誰も疑問を持たない
- すそこ様の思い込みと暴走が全ての源
- みーぬが一番正常なのに、異端扱いされる闇の家族構造
結論
まずは金も払わずに文句だけ言う息子の再教育から始めてください。
おかあさま。

