第10話:「みーぬちゃんでも、良かったのにね。」——距離を詰め続けてくる半年間
第9話の締めで予告した『たった一行のLINE』の話をする前に、まずリアルタイム(2026年7月)からこの半年に何があったかを見てもらわないと、あの一行の重みが伝わらないと思いまして(;’∀’)
なので今回は、その半年の記録をお送りします。
この半年のこと
1月のできごと
元旦の勉強会で決まった布陣——前線代表・義兄カツオくん、防波堤兼ヒール役・わたし、連絡窓口・だんなちゃん——は、そのまま運用に入るはず、が
だんなちゃんに、定期的にカツオくんに連絡した方がいいよ、と伝えるも、つれない言葉でかわされる。まるでやる気なし。まるで他人事。
カツオくんからもなんらアプローチなし。
正月の勉強会の際に、カツオくんが認知症の本を読みたいと言っていたから、わたしが愛用して自分自身の救いになった本を送ったんだけど、とんと音沙汰なし。
本当は帰省後、すぐにでも送りたかったんだけど、だんなちゃんが「おれ、その本読むから! 兄貴に送るのはちょっと待って!」といって、頑張って読んでたの。で、送るのにちょっと数週間空いちゃったけど、彼が読み終えてから、だんなちゃんの名前で兄貴宛にゆうパックで認知症の本を送りました。
同居する姑すそこ様に見つかるかも。大丈夫かなぁ…とは思いながらもさすがに人の荷物を勝手に開けたりはしないでしょ…と心配してたら――
はい。予感的中。
すそこ様から突然のLINEがだんなちゃんに入ってきた。
とりあえず、あれだけこちらが頑張って詰めまくった2026年の正月帰省で、嫌われてわたしたちのことをうざがって遠ざかるかと思いきや、、、
距離を詰めてくるねぇ〜……

誕生日のくだりも相当気持ち悪いけど(息子はアラフィフ・妻帯者)
この何気ない、3個目のメッセージにご注目。
みーぬちゃんがカツオに送ってくれた?
はぁ?! 宛名に私の名前は書いてませんけども?!
カツオが読まないから、おかあさんが読んでるよ?
はぁ?! あんたが読んでどないすんのよ! アレは認知症の家族を持った人たちを助ける本だけど?!
このLINEにはいろーんな意味が隠されている…
まさに認知症×マニピュレーター。
こちらとしては、仕掛けられた色々な罠に乗っからないように、細心の注意を払って、電話をかけずにLINEだけ数日後に返しました。

いつの間にやら、彼女的には勝手にお金を送ることにしたらしい。
もう散々、「気持ちだけで何もいらないよ。ありがとう」のやりとりはやり尽くしてるし、感情圧の燃料投下になるだけなので、あえて燃料投下はせずに受け流しスタイルをとってます。送りたければどうぞ、と。

全く意味不明だと思うので、解説を(^◇^;)
“鎌村家の方にメールを入れてしまったわ”は、おそらくグループラインのこと。だけど、もちろんグループラインには何も入ってきていません😓
ここで、何故か”みーぬちゃんでもよかったのにね”と、突如みーぬをわざわざ登場させる。
現金書留(このご時世に)が無事に着いたか心配だから、着いたかどうかだけでも必ず連絡してね!
⇨かまってちゃん発動。ありがとう!おかん!と言われたい。息子と関わり合いたい
“おとうさんが、このLINEに入れているみーぬちゃんの名前を間違って消してしまいました。またいつでもいいからお母さんにメールを入れてください みーぬちゃんにそう言ってください”
⇨みーぬはLINE退会したから消えてるだけ。(もちろん彼女には何回も伝えている)だけど、舅ウニ男さんのせいにしている。
ここで、思い出して欲しいのが、最初に来たLINE。
そう、わたしがカツオくんへと送った認知症の本が何故だかすそこ様の手元にあるということなんです。
だんなちゃんの誕生日にかこつけて、彼女がしたいのは嫁への感情圧なのよ。
「まことのふりをして嫁が送ってきたことを私はお見通しなんだからね」と。
でも、いつもならドツボにハマるところが、感情圧を受け取らないスタイルにこちらがしているので、向こうは面白くなく、うまいこと今までみたいにコントロールできないので焦っちゃってる。
かつ認知症のせいか、前みたいに頭がまわらずに作戦が穴だらけで、しかも作話しちゃったわけです。基本的には、自分のミスや整合性がとれない時には全てウニ男さんのせいにすることが多いんだけどね。
そして5月。
そんなことがありつつも、また穏やかな日を過ごしていたら、今回はGW前になーんも、すそこ様はアクションをとってこない。
あら? 行かなくてもいいってこと?とこちらは前向きに都合よくとらえて、しれっとスルーし続けました 笑
いつもなら、「何日に帰ってくるん? ゴルフの予約をせにゃあかんからこっちは聞いてるんよ。仕事はいつまでなん?おしえて」と連絡が怒涛のように押し寄せてくるのになぜだか今回に限って連絡がこないんだもん。
おそらくこちらから連絡をするのを待ち構えていたと思うんだけど、その作戦にまんまとのってたまりますかい! ってことで、こちらからのアクションはなしにして、様子をみてたのね。
あるいは、GWの接近そのものが見えてなかったのかもしれないけどね。月がわからなくなっていて、GWが過ぎた「後」に何かの拍子に気づいたってこともあるかもだけど、まぁ すそこ様が忘れてたとしても感情が溶け合ってるアメーバ家族なので・・・ どうかなぁ~?
すそこ様側からしたら、「え? え?」
しかも、今回はすそこ様の誕生日もわたしたちはスルー。
「え? え? どういうこと???? このお母さんの誕生日を祝わないつもり?!」
けれども、プライドの高いすそこ様だから、「なんで、お母さんの誕生日プレゼントがないのっ????」と怒る訳にもいかない。
すそこ様の誕生日祝いなんてしたこともないであろうメンズ二人がわたしたちを責めることもできない。
で、わたしたちにしてみれば結果的におだやかーなGWを過ごすことができたんだけど、その数日後。5/8。
待ってましたとばかりにすそこ様が突然暴走します。






こわいこわい。

こわいよーーーーーーー
鎌村家お得意の連続圧攻撃。はい、いつもの通り家族を巻き込んで、電話が来るまでかけ続けて、合わせ技で、メッセージの文は「おかあさんの携帯に電話を入れて」
留守電の伝言からして、明らかに急用じゃないじゃん?
なのに、この暴挙。
伝言もわけわからんこと言ってるから、ついつい「何の話?」と確認したくなるけれど、我慢我慢。
必死に読み解いていくんだけど
恐らく、まぁ どうやら わたしが2、3年前に作っていたあの工作の材料的なものが余ったんで、また使うように「ここへ置いておきますね」と言ってたものがあるんだけど、それを突如登場させて利用してきたんだろうね。言ってる内容からして。
すそこ様は、息子夫婦がGWに帰らなかったことで、怒り心頭よりも、このまんまだと見捨てられる! やばい!って相当焦ったんだと思う。
おかしい。今までは、自分の言いなりだった嫁が、まさか この完璧な姑で気が利いてよくきてあげてるはずのこの自分に逆らうようになってきてる。そうでなければ、あの優しくてお母さんのことが大好きでいつも帰ってきてくれよる心優しい息子が連絡もよこさずに帰ってこないわけはない。あの嫁のせいで息子が洗脳されてしまっている!
このままじゃ本当にあの子らは帰ってこなくなるどころか、縁を切られてしまうかもしれない。
腹立たしいし、我慢がならんけど 嫁になんとかして機嫌を直してもらわなきゃ!
いい方法は…と必死にあたりを見回して、見つけたんだろうね。わたしの工作で残った余りを。
なんじゃあ、これは。(すっかり忘れてるので)
これは、みーぬちゃんじゃな。よっしゃ! 接触する接点をみつけた!!!!
みたいなところかな、と。
わたしは、とにかくすそこ様と電話をしたくないので、この意味不明なメッセージと留守電のメッセージの手がかりだけで何とか解読して、名探偵ぶりを発揮。
すそこ様からしたら、圧で押し切れる電話がしたくてしょうがないわけだから。
それにしても、ここ数年はだんなちゃんにしか連絡が入らなかったのに、わたしに電話を連続でかけてきて、「おかあさんの携帯に電話を入れて」とまで直接的に要求してくるんだもんなぁ… はぁ〜…
今までだったら、マニピュレーター作戦で、ネチネチと裏回し的に暗躍して罪悪感をこちらに植え付けるようなやり方をしてくるのに、今回は全くの別手法。
やさし〜く、おだてて、下手にでて 嫁の機嫌をとって、自分の思い通りにしよう作戦だもん。
すそこ様は、今までは相当に賢かったから、マニピュレーターだったけど、今ではうまく頭が回らないんだろうね。自分の持つ特性というか自己愛的な部分がストレートにでまくっちゃってる感じ。
こうなってくると、緻密な自己演出もほんと穴だらけ。傘だったらずぶ濡れよ。

必死に会話を続けて、糸口を繋ぎ止めたいすそこ様のこの感じ。
とりあえず、返信はしなかったからここで終わりました。 (ほっ)
そして7月へ。
で、そう 今です。
またお得意の家族総出(今回はカツオくんも)でだんなちゃんやわたしに連続着信。
おーい。こっちはゴルフの練習中なの。予約をとって1時間の枠でインドアで練習してんのよ。出れるかい!
そっちの都合で一方的に電話してくんなや!
常識を持ち合わせてる人ならば、
「…ぁあ 今は電話に出れないんだな。すこし時間をあけて電話しよ」か
「電話に出れなさそうだから、後でメールかLINEしよ」
なんです。
わかります?
それが世間一般の当たり前の世界なんです。
それが通じない世界に住んでいるのなら、今の日本だと生きづらいだろうなぁ、とは思う。
価値観がずれちゃってるからね・・・ そりゃあ文句や不満が止まらないだろうな~…と。
次回、ようやくあの『たった一行』の話です。
(つづく)

