今年もくらいました。誕生日祝ってあげるアピール砲
~姑の恩の押し売り大感謝祭2025~
誕生日なのに、毎年この時期はモヤモヤ指数が急上昇。 なぜなら――「祝ってあげる」という名の支配ショーが、今年も開幕したからであーる。
プロローグ:誕生日が憂鬱になる理由
誕生日なのに、その前後は何故だか気分がうつうつ。
憂鬱になるのは年齢をまた一つ重ねるからじゃなくてですね(-_-;)
すそこ様とのやりとりがしんど… まぁ 面倒くさい・・・
すそこ様にかかると、何故か誕生日で祝われることが、 「すそこ様への感謝と服従を強要する日」にすり替わっちゃうから。
ありがとうございますーといって、プレゼントだけちゃっかり貰って、 適当に話を合わせりゃいいと頭では分かっていても、自分の不器用さもあるけれど…なかなかにそれができない。
なんというか、すそこ様のペースに巻き込まれると、疲弊感と罪悪感でどーん・・と落ち込むし、なんかモヤモヤするだけで本来の自分が出せないジレンマに陥るのはなんでなんだろ(・・?
さて、そんなありがた迷惑のフルコース、今年もいただきました。
導入:今年はちょっと違った
例年なら一か月前くらいから「何が欲しいん?」って長電話の御用聞きが入るのに、今年は前日まで音沙汰なし。 (さすがに忘れてくれた?)と安堵した瞬間、旦那ちゃんのLINEにメッセージが飛び込んできた。
しかも続けざまに、旦那ちゃんと私のスマホにもリンリンリンリンと電話の嵐!
合わせ技コンボで襲いかかって来ます。
この時、私たち夫婦はゴルフラウンドの真っ最中。
せっかくの休日、少し涼しくもなってきて、夫婦で誕生日イブをゴルフで楽しんでたのに、鳴り続ける着信音でいい気分も一瞬でどよん・・
でも、今年はちと違う。
今までの私なら——
(はぁ…また電話かけなきゃいけないのか…話したくない…何言われるんだろう…絶対長引くやつやん…。嫌味も言われて怒られるし)って、私が主役のはずの誕生日なのにずーんと気が重くなって、集中もできなくて気分もスコアもガタ落ちだった。
でも今回は
私もだいぶメンタルが鍛えられたのか、対処法が身についてきたのか、心を持っていかれなかったのだよ。
そのおかげか、この日のスコアは… 99!
そう、ついに念願の 100切り達成〜!!

キャー―――――――― やったーーーーーーーーーー!!!
ついにーーー

残り2ホール。ダボが続いても99だから多分いけるかな、と思っていたら、早速ダボで、最終ホールも最後まさかのダボパットが1メートル以上残ってしまって大ピンチ!
だけど、無事に入れることができて、思わずグリーン上でツアー選手が優勝を決めたかのような拳を突き上げてのガッツポーズをしちゃいました。
・・だって、うれしかったんだもん 笑
やっぱりゴルフはメンタルスポーツなんだと実感した瞬間でした。
ついについに!! 100切りという分厚い壁を乗り越えられたーーーーーー くぅぅぅぅ
第一幕:LINE編
話は戻って、旦那ちゃん宛てに飛び込んできたのは、例の「誕生日祝ってあげるアピール砲」。
元気にしていますか?
明日は、みーぬちゃんの誕生日だよね?
おかあさんの間違いだったらいけないからね。教えて?

みーぬちゃんも、まことも、おかあさんの大事な子どもだから、嫁とは思いたくないから

おー。相変わらずなすそこ様クオリティ。
恩着せを施す努力はほんと尊敬するけど、正直いって面倒くさ…。
チラ見えする感謝と見返りを求めてる感が駄々洩れてますもん。
私の誕生日の時だけに繰り広げられるこの演出プランは、ずしーーーーん、と乗りかかってくる想いの重さがメガトン級なんよ。
すそこ様は、私に「おめでとう」が言いたいんじゃなくて、よくした自分に感謝してよく見られたいだからなぁ。
で、もっともっと絡んでよフックになっているからややこしい。
その欲望を満たすために私の誕生日を利用されるのも、ちょっとモヤるし。
それに、本当に娘だなんてこれっぽっちも思ってない訳ですよ。
それなのに言ってくるところもモヤる。
それなら別に言わなければいいのに、わざわざ言ってくるところがね…
そんなわけで、最近の私は彼女がしてくる演出の意図をとりあえず一旦棚卸します。
LINEのメッセージを読み解くと、いろいろみえてくるし、かわす対処法もおのずとわかる。
今回の例を解説すると・・・
LINE内容を因数分解
- ①「明日は〜教えて?」
→ 「嫁の誕生日を覚えてる姑の私」をアピールしつつ、必ず返信をもらうためのエサ。会話のフックを作るすそこ様お得意の典型的テク。 - ②「嫁とは思いたくないから、みーぬは娘」
→ 聞こえは美談。でも実際は「距離を詰めて断れない関係」に縛りつける言葉。
“娘扱い”で支配の糸を伸ばす高等テクニック。
本当に娘と思っているとしたらわざわざ言葉にして言う必要がないので、あえて恩を売るようにわざと言っていることがミソ。
LINEが示す二重構造と、私には飴が通用しない理由。
「世間向けの“よき母アピール”」と 「内に向けた“支配欲”」が二重に組み込まれてるのかな、と。
私の誕生日をお祝いしてくれてる、って単純に思わせてくれないというか 笑💦
“みーぬのため”ではなく、“自分の価値を上げるため”っていう目的を感じちゃうから。
私には、逆効果だよ・・・ってことをいい加減に学習してほしいんだけど、彼女は自分の信念を曲げないというか間違っているとは思わないので、態度や方法を変えることを一切なさらない。
誕プレを嫁に贈る、ということは絶対に譲れない。
バターケーキ送り付け商法もそうだけど、相手が欲しいかどうかは関係ないから。

相手の選択肢を自分が奪っちゃってることに気づかない罪や、相手が断ることができない関係性なのに媚びて関係をよくしよう・よき姑像という魂胆見え見え作戦だったり、相手を困らせる言動だったり、こんなによくしてあげてるのに!という見返りを求めるといったような相手の都合を無視した一方的なやり方に、私はどうしても不快感を覚えてしまうんだよね。
わたしは、自分が特別扱いとかされちゃうと、凄く居心地が悪くて。
関係性はフェアでいたいというか。
別によくしてもらったからよくするっていう考えがないから、よこしまな気持ちで押しつけられると、逆に距離を置きたくなる。
何となくいびつな関係になるというか・・ 相手への思いやりとは真逆だからね。
自分の気持ちに自覚がないときは、(こんなによくしてもらってるのに、なんでこんなに苦しくなるんだろう・・。悪く思う私っていやな人間)って罪悪感までもってたから余計にしんどかしったし。
分析コラム:すそこ様が誕生日に絡みたがる理由
よくみられたい願望と、私に恩を売る為には違いないんだけど、ちょっと深堀り。
やたらと必要以上に息子夫婦に構ってきたり、必死に自分を入れ込んでくるのは、かまってちゃんというよりは仲間外れにしないで!!とやっきになってる感じも強いのかな、と。
例えていうなら、子供の頃の誕生日会に呼ばれたいみたいな感じっぽいというか。
自分の誕生日会にきて!きて!というよりは、誕生会に呼ばれるメンバーに選ばれたい、ってやつ。
今はどうかわからないけれど、私の時代の小学生の女子にとっては“誕生日会に呼ばれる=仲間として認められてる証拠っていうところが自他共にあって、呼ばれないと仲間外れっぽくなるような空気が漠然とあったんだよね。
男子でいえば、「クラスでバーベキュー行くのに、自分だけ声がかかってない」とか、「部活のみんなでカラオケ行ったのに、俺だけ呼ばれてない」みたいなやつってところかな?
ようは、すそこ様が誕生日に絡みたがるのは“自分を仲間外れにしないで!”っていう小学生の焦りみたいなもんかな、と。彼女はまさに永遠の乙女なんで。
すそこ様がたぶん一番嫌がるのは、自分がないがしろにされたり、蚊帳の外にされること。
それは長年、すそこ様と対峙してきた私だからこそわかる感覚なんだけど。
構われないのが一番耐えられない。
だけど、自分から「仲間に入れて!」とは言えないから、必死のロビー活動というか、アピール砲で存在を確かめようとしているのかな、と。
つまりは、私の誕生日を使って、うまく利用しているだけ。
息子夫婦に構いたい・そして自分にも構ってほしいけれど、でもうざがられたくはない。
理解ある姑像は崩したくないので、自分からは頻繁に連絡はとりずらいから子どもから連絡がほしいけれど連絡をしてこないので腹が立つ。
だから、嫁の誕生日を祝うという口実があれば息子夫婦に堂々と構う事ができるし、恩にも着せることができる。
こう思ってしまう私もだいぶやばいけど 笑
でも あながち間違ってないんだなー これが。
ではLINEの返信をどうするか?
というわけで、今回に話を戻すと、LINEに関しては
ふぅ。。。 これは、いかに無難に返すかが問われる場面だな、っと。
これが今の私の率直な第一印象です。
ポイントは、
いかに、肯定も否定もせず
感謝の表面だけをシンプルに返すか。
すそこ様の罠にひっかからないこと。
あえて乗っからないことが一番すそこ様にとっては面白くない事であり、むしろすそこ様にとっては一番ダメージをくらうことになるから。
ここでの重要なところは、“嫁とは思いたくないから、みーぬちゃんも大事なこども”という部分には触れないということ。
最初はかなり勇気がいるんだけど、意外と、その部分ってスルーしても大丈夫なんだよね。
スルーしたからといって、本人からは逆に触れられない。
すそこ様の場合は相手に心理的な影響を及ぼすことが目的だから、怒ったりしたら意味がないというか。
いかに、自分ができた人間かをアピールする演出だからね。
自分が嫌な意地悪な姑像には絶対にしない。
だから、そこをうまくくすぐって、かわしていけばいい。
ちなみにですね。旦那ちゃんは、手慣れた感じでスマホを私に渡してきて「返信しといて」と一言のみ。
・・ま、いいんだけど。むしろそうしてほしいからいいんだけど、
あなたの母親が私を巻きこんで起こしている面倒ごとを、俺は知らんモードで対応を私に委ねてくるその感じ。ちょっとだけモヤるぞ・・・
まぁ、そんなわけで、旦那ちゃんのふりして、とりあえず先にLINEだけ返信。
ありがとう。明日で間違いないよ

うーん。我ながら、シンプルイズベスト!
感謝だけ表にだして終了。
余計なエサは与えない最強のうざかわしかな? えへへ。
次からは私への着信アタックの対応です。
ちなみにすそこ様は、つれない返事が面白くなかったのか、今回はこれ以上のメッセージはきませんでした。
いつもなら、必ず何かこちらが重荷になるような言葉で締めくくるんだけどね。
第二幕:電話アタック編
すそこ様はLINEでの反応が薄いと見るや、 すぐさま電話モード突入。
切り替え はやっ
私は基本的にはいつも直留守にしていたんだけど、留守番電話につながっていることが理解できてないのか、「あれ? なんじゃあ これは」という伝言が何回か入っていたので、とりあえず電話を通じるようにしておくと、さっそく着信。
コンサートチケットをとるかのようにリダイヤルしてんのかね? こわ。
電話にでると、さっそく
「明日はみーぬちゃんの誕生日やろ? おかあさんは覚えてるんよ。」
「あー・・ すいません。ありがとうございます。」
「どうしたん!! 元気ないがー!?」とすげぇ親しげというか、馴れ馴れしいすそこ様。
「いえ。別に。元気ですよ」とすかさず、あっさり回答。
すそこ様は「そう? なんか元気ないような声じゃけど・・・。」
「いえ、元気ですよ。ありがとうございます」と感情ゼロで淡々と回答すると、すそこ様は、なんか奥歯にものが挟まったような言い方をしながらも、それ以上つっこむこともできないという感じで、調子が狂うわ、みたいな声色に。
「みーぬちゃんは誕生日プレゼントは何がほしいん?!」
「そう言われても・・・ 本当に欲しいものはこれといってないので。。。気持ちだけで充分ですよ。」と淡々返し。
すそこ様は意固地になって、「遠慮しんと言われー。なんで遠慮するん?」
って、想定通りなかなかに手ごわい。毎年恒例のやりとりとはいえ、本当に諦めてくださらない。
「いいから言いなさい!!」と語気も強めになんか怒られてる感じにもなってくるし。「そう言われても・・・ ほしいものは特にないので、困っちゃいます」と感情ゼロで答えるわたし。
ほしいものは本当にないので、気持ちだけで充分です といくら伝えたところで、すそこ様が引き下がらないこともわかっているので、とりあえず数回ラリーを繰り返した後、
「本当に欲しいものはないので。 それなら、まことくんと美味しいものを食べられたら、それが嬉しいので、以前みたいに現金で頂いてもいいですか?」
最終的には現金を提案して着地。
長電話にもならずにすんで感情ゼロ対応が最強だったことを実感。

わたしが相手をするから調子づかせていたんか・・・
淡々と感情を乗せずに、相手の話に乗らなければ電話はすぐに終わる事にはびっくり。
こういったところが原因自分論だと痛感させられる。
相手は変えられないけど、自分の行動は変えられるってことだよね!
後日談:メッセージだけで完結
やりとりは電話で終わっていたはずなのに、誕生日当日もデジャヴ?と思うくらいに、すそこ様からのアピール砲は続きます。
旦那ちゃんは、返信どうしよう?とソワソワしてたけど、私は「いいよ。返信は。だってそのやりとりは終わってるんだから。書留が届いたら連絡するだけで大丈夫!」と一言。
(ちなみに今どき、現金書留はどうなのよ…とは思いながらも彼女はこの方法しかできないので毎度書留でプチストレス)
現金書留が届いたあとは、 私からの返信はこの一文だけ。
こんにちは
現金書留、無事に届きました。ありがとうございます。
季節の変わり目ですので、体調に気を付けて、お過ごしくださいね

電話ではなくあえてのメッセージ。 “会話”ではなく“報告”ってことで。
これがすそこ様にとって一番効く「無風スタンス」。
いつもならお礼の電話をしていたので、電話ではなくメッセージだったから面白くないのでしょう。返事はありませんでした。
だって、散々電話でやりとりはすんでますから。お礼も散々伝えたので、再放送は必要なし。
エピローグ:勝ち負けじゃなく、自分を守る選択
どうにもこうにも長年の積もり積もった経験値が溜まりすぎて、ちょいとすそこ様憎しの対応になっちゃってますけど (-_-;)💦
そろそろ、私も方向転換しないと、このまんまじゃすそこ様と同じになっちゃう危機感も実はある。
すそこ様に”勝ったー!”ってぬか喜んじゃって、気が大きくなると、それは彼女がやってることと同じで、自分が正義って押し付けになっちゃうから。
だから、一応、自分を戒めながらっていう気持ちはとりあえず自覚しつつ・・・
すそこ様に同情も少しはするけど、引きずられる必要はない!ってそこは割り切って自分の気持ちを奮い立たせてます!
私はもう好かれたいとは思わないし、自分の人生なんだから、自分を大切にしたい!!
ほんと、深入りせずに適度な距離感でいてさえくれれば、私は心穏やかに過ごせるし、やさしくもなれるので、お願いします。
たのむわー、マジで。
以上、 これが、“誕生日大感謝祭”を平穏に乗り切る心得と実践編でした。

