年齢マウントと“抗いの美学”

プロローグ|そのマウント、何合目ですか?
最近思うんです。
「こんなはずじゃなかったのに〜!!!」って不幸自慢をアピールして言いがちな人に限って、
“年齢を理由に何かを手放す”ことには異常に抵抗感あるって。
まぁ… ご想像通り、すそこ様なんですけどね 笑
この方、なかなかの熟練者です。

年齢マウント界のパイオニアというか、
年を重ねるごとに自分の正義が増し増しで、丼から溢れちゃってる。
【1】善意をまとった“人生観の押し売り”
〜すそこ様、その正義の正体、見破られてます〜
「人それぞれの考え方があって当然」って。
でもすそこ様は、残念なことに自分の考え方=正解と思い込んでる。
そしてその“正解”を、ガッツリ人に押しつけてくる。
しかも、それが「善意」という名のオイルをまとっていて、
ねっとりポタポタベタベタにコーティングされてるからややこしい。
【2】「若いからわからない」って、何モード?
〜年齢フィルター機能の設定場所を教えて〜
こっちが何か意見を言いかけようと口を開くと
「あなたはまだ若いからわからないと思うんだけど、そういうもんなんよ」
でハイ、終了。
なんだ、その年齢差別。
あなたが、その年齢になって初めて認識したことであっても、世の中の人がみんなそうだと思わないでください。
私はとっくにその課題をゲームクリアして、攻略本持ってます。
【3】“巻き込み型の若作り”は、もはや事故現場
〜ポーズだけじゃなくて価値観も押しつけてくる〜
私たちの同世代の中にもいる。
「若い子の間で流行ってるんだって〜!」と嬉しそうにポーズを強制してくる人が。
うん、あなたが一人でやるなら、全然いいと思うの。
でもね。
“巻き込み型の若作り”って、たいてい周りを巻き添えにする。すごく迷惑なんで巻き込まないで貰えます?
…それ、もはや事故現場ですから。
ババアがやったところで、可愛くもないんだよ。
【4】共鳴したいのは、“同じ時代”を生きた仲間たち
〜苺ミルメークとヤクルトのフタの話をしよう〜
わたしが好きなのは、
「給食で好きだったミルメイクの苺味〜! ストローで混ぜ混ぜして、あの異様に甘すぎなやつがよかったよねー」
「大映テレビのあのぶっとんだあの過剰な演出とセリフ回しが最高に面白かった 笑」
「ヤクルトの蓋がいつもは綺麗にめくれなくて、綺麗にめくれた時は最高に至福な時」
「学校帰り道で見つけた石をなくさないで蹴りながら家まで帰れるか対決」
みたいな、同じ時代を生きた人たちとの“共鳴”なのよ。
【5】“若返り”より“熟成”を楽しみたい
〜自慢話じゃなくて、くだらない話で笑おうよ〜
そういうくだらない昔話は延々と言える。
飲んだら大抵同じ話は繰り返すけど 笑
自慢話の同じ話はくそつまらんけど、
こういう話はとにかく飽きない。
むしろ熟成されて深みまででますから。
「若さ」に執着して、
若い子の話に無理に乗っかろうとして、
乗っかりきれず、結局また“過去の自分語り”
あの時はああだった経を唱える姿はせつない。
【6】年齢はただの数字、中身がうんこはキツい
〜若さにすがるより、バージョンアップしよ?〜
年下だろうが年上だろうが、
“人として学べるかどうか”のほうがよっぽど大事よね
20歳年下でも尊敬できる人はたくさんいるし、
逆に「年だけ食ってて、中身がうんこ」って人も、まあ…いる。
けっこうな割合でいる。
大事なのは実際の年齢なんかじゃない。精神年齢でしょ?
だから、
「若いあなたにはわからない!」を繰り返すスタイルって、
結局は、あなたが自分を更新できてないだけで、
他のみんなは常に様々なことを経験してバージョンアップしてることに気づいてないのよ。
【7】すそこ様を仏教的に見たら、それぜ〜んぶ「執着」ですから
〜変化を受け入れられない姿が一番もったいない〜
結局、執着しちゃってますよね?
変化を嫌って、変わる自分や他人を認められない。
老いること、体力が落ちること、病になること、死ぬこともそう。
全然受け入れられてない。
時が流れてんだから、いつまでも同じでいられるって思っちゃってること自体が傲慢なのよ。
手放さないと。その、執着を。
誰かに抜かされることもそう。
それ全部が「不幸」になっちゃってる。
わたし?
今やそんなこと思わないよ。
現実にぶち当たるとショックは受けつつも、抗ったってしょーもな。
現役でずっといられるわけがないんだから。
老いは、誰にでも平等にやってくるんだから。
そこは区別なく起こることだから、ある意味救われるよ。
なのに、「こんなことになるなんて!!!」
「こんなはずじゃなかった!!!」
と当たり前の現実を不幸だと嘆くような人にはなりたくないなぁ
〜教えを乞いたいんなら、その上から目線な態度をまず改めて頂けます?〜
例えば、介護問題。
私は2回経験してますから。
元気だった身内がみるみるうちに老いて、元の人格が失われていく過程は綺麗事じゃないから。
子どもたちには迷惑や苦労はかけさせたくない!っといくら理想を掲げていても、結局は迷惑はかけられるものですから。
そのときは興味なさそうに見向きもしなかったのに、
自分が経験する番になったら急に「あの時はみーぬちゃんもそうだったん?」って。
…いやいや、
それどころじゃないくらいにやってましたけどね。
にしても
あなたのその場その場での“自分中心フィルター”都合良すぎやろ。
手のひら返しがえぐすぎるんですけど。
教えをしれっと求める前にまずはすることあるんじゃないんすかね?と心の中で私が勝手に毒づくだけなんでね。
介護に関しては、誰も手取り足取り教えてくれませんからね。自分で情報をいかに手に入れて、いかに公的な協力者を自分の味方にするかだと思うんで。
人の善意に頼ろう、とか無理なスケジュールだけは立てるの本当にやめて下さいね。破綻するだけなんで。
エピローグ|“決めつけない”って、生き方だと思う
あなたの言動全てが私の教科書にもなる。
すそこ様。
私の反面教師。
今日も身体を張って渾身の授業をよろしくおねがいします。
